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ブログ 予算会計を学ぶ 第1102回 「水曜日テーマ:業績予想修正一覧」


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本日のINDEX
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1.「水曜日テーマ:業績予想修正一覧NO.175」

<曜日別配信内容>
月曜日:予算会計クイズ 
火曜日:『企業予算編成マニュアル』解説
水曜日:業績予想の修正理由一覧
木曜日:予算実務知識Q&A
金曜日:予算実務のポイント

2.編集後記  

<ほっと川柳>

「 会計も
  監査も作業は
   AI化?
 」


――――――――――――――――――――――――――――――――――
1.「水曜日テーマ:業績予想修正一覧NO.175」
――――――――――――――――――――――――――――――――――


「業績予想修正理由一覧NO.175」(1,750社)

1.精密機器<東一>[執行役](3月決算)

(第2四半期予想の修正)
・サージカル関連製品について、圏内は眼科ナイフ及びステイプラーの売上が好調に
推移したものの、海外では顧客の在庫調整等の影響により低調に推移したこと(-)
・アイレス針関連製品については、アイド針は順調に売上を伸ばしましたが、一方、
アイレス針は、中国向けの売上が増加したものの、欧州大口顧客の入札不調による
受注の減少、ならびに原油価格下落に伴う顧客の信用悪化により中東地域への売上が
低調に推移したこと(-)
・デンタル関連製品については、国内売上が好調に推移し、SchutzDental Groupの売上
も増収に大きく寄与したものの、中国販売代理屈再編後の立ち上がりの遅延及び
ロシア経済の低迷等により新興国での売上増加には至らなかったこと(-)
上記より、売上高及び各利益下方修正。

(通期業績予想の修正)

・サージカル関連製品について、圏内は、新製品の投入もあり、眼科ナイフを中心に
 堅調に売上を伸ばすものの、海外については、引き続き顧客の在庫調整等の影響
 により低調に推移する見込みであること(-)

・アイレス針関連製品については、中国が引続き好調に推移する一方、欧州大口顧客
 からの受注減少、南米及び中東地域の経済情勢の影響を受けて、期初見込みを大幅に
 下回る見込みであること(-)

・デンタル関連製品については、中国販売代理庖が順調に立ち上がることで上期低迷
 した中国への売上回復を見込むものの、これに伴う本格的な売上増加は来期以降と
 なり、さらにロシア経済の低迷の影響を受けて、こちらも期初見込みを下回る見込み
 であること(-)

 上記より、売上高及び各利益下方修正。

2.情報通信事業<東一>[執行役員経営戦略局長](8月決算)

(第2四半期業績予想の修正)

・タイム収入増加(+)
・番組関連費用の効率的使用が奏功したこと等(+)
上記より、売上高及び各利益上方修正。


3.食料品<東一>[財務部長](3月決算)

(通期予想の修正)

・主として、日本食品の堅調、とりわけ業務用領域における需要家との取組みによる
 好調な販売、冷凍食品の貢献、味の素ゼネラルフーヅ株式会社の連結化による増益への
 貢献(+)

・海外食品における貿易為替影響による加工用うま味調味料の好調継続や味の素ウィン
 ザー社での購入原料価格の安定等が寄与していること(+)

 上記より、営業利益及び経常利益上方修正。

・平成28年4月1日付けにて、エーザイ株式会社が60%、当社が40%保有する
 EA ファーマ株式会社が発足し、新統合会社が消化器領域におけるスペシャリティ
 ファーマを目指し、事業領域を特化することに伴い、当社は、医薬事業構造改革費用等
 として特別損失を計上すること(-)

・当社の医薬製造用固定資産および知的財産権に関わる減損損失
・輸液・透析事業を行う当社持分法適用会社の持分譲渡に関わる関係会社株式売却損
・複数社に対する契約解消金等
・統合に関わる営業費用
・不採算事業に関わる固定資産の減損損失等の計上

上記より、親会社株主に帰属する当期純利益上方修正。


4.小売業<東一>[取締役常務執行役員管理本部長](3月決算)

(通期予想の修正)

・当社が保有している為替ヘッジを目的とした為替予約取引において、急速に
 円高が進んだことによりデリバティブ評価損が増加したこと(-)

 上記より、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益並びに当期純利益下方修正。

5. 小売業<東一>[常務取締役管理本部長](2月決算)

(通期予想の修正)

・業種業態を越えた販売競争の激化や暖冬の影響(-)
 上記より、売上高下方修正。
・売上高下方修正(-)・・・(1)
・荒利益率の改善及び販売管理費の適正化(+)・・・(2)
・(1)のマイナス効果が相対的に大きいこと
 上記より、営業利益及び経常利益下方修正。
・単体における特別損失が想定より下回ることが見込まれること(+)
 上記より、当期純利益上方修正。

6.機械<東一>[取締役上席執行役員管 理本部長](3月決算)

(通期予想の修正)

・主力の工作機械部門において、中国その他アジア新興国の経済が総じて減速傾向で
 推移していること(-)
・米国市場では受注環境が激化したことにより、海外の売上高は目標を下回ったこと(-)
・国内の受注は堅調に推移したため、売上高は概ね前回予想通りとなる見込みですが、
 主要設備の稼働率低下(-)
・在庫の評価減(-)
・年初来の円高による為替差損の計上も予想されること(-)

7.電気機器<東一>[執行役員グループ経営管理本部長](3月決算)

(通期予想の修正)

・アズビルテルスターの業績の悪化及びそれに伴うのれんの減損損失(-)

上記より、親会社株主に帰属する当期純利益下方修正。


8.卸売業<東一>[経営企画部長](3月決算)

(通期予想の修正)

・電力買取り価格下落の影響によるソーラーパネルの販売低迷(-)
・中国の景気減速を背景とする白物家電向けコネクタ販売の落ち込み(-)
・国内メーカーの設備投資凍結による化合物半導体製造装置の販売減少(-)
・売上高の減少に伴う利益減少に加えて、期末に投資有価証券評価損などを
 織り込んだこと(-)
上記より、売上高及び各利益下方修正。

9.電気機器<東一>[取締役 執行役員 CFO](3月決算)【IFRS】

(通期予想の修正)
 
・アジアにおける端末製造市場の縮小とそれに伴う主要プレーヤーの投資抑制(-)
・北米市場における基地局建設需要の低迷は第4四半期においても引き続き強まって
 いること(-)
・計測事業の売上収益下方修正(-)
・海外子会社のリストラ費用計上(-)
・円高の急激な進行により、第4四半期において為替差損を金融費用として計上
 する見込みであること(-)
・2016年度税制改正に伴う法定実効税率の変更による繰延税金資産取り崩しの影響(-)

 上記より、売上高及び各利益下方修正。

 
10.機械<東一>[取締役常務執行役員管理本部長](3月決算)

(通期予想の修正)

・アミューズメント関連事業におきまして、主な販売先であるパチンコ業界は、
 パチンコ機及びパチスロ機の自主規制等の影響により設備投資を控えるパチンコ
 ホールが多く、遊技機の入替に伴う改装や新規出店による案件が前年に比べて
 少なかったこと(-)

上記より、売上高及び各利益下方修正。


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読取用EXCELファイル

               ~つづく~

                                以 上

―――――――――――――――――――――――――――――――――――
2.「編集後記」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――

<ほっと川柳>

「 会計も
  監査も作業は
   AI化?
 」


2000年、日本で初めて法定開示書類の組替・計算・転記・照合を
自動化するソフト「決算報告エクスプレス」(特許取得)をリリースした。

開発の目的は、「会計人は作業から判断へシフトすべき」という点だった。

多くの上場会社へデモを行った。

当時は、開示書類作成実務の責任者の反応は、「開示書類を
正しく作るという作業は自分のスキルなのだから、こんなソフトを
入れられたら、自分の存在意義が薄れるので困る」という反応が過半数を
超えていた。

流石に今はそんなことをいう会計人はほとんどいない。

でも、決算では経理マンも監査をする会計士も遅くまで残業をしている。


今年の1月、グーグルが開発した囲碁ソフトが欧州チャンピオンに3度輝いたこともある
プロの囲碁騎士に5局すべて圧勝した。

AI(人工知能)は急速に広がる時代に入ろうとしている。

こんな記事を目にした。

あなたの職種なくなるかも!? AIに代替される可能性のある仕事
(オーヴォ)

あなたの職種なくなるかも!? AIに代替される可能性のある仕事

AIに代替されなくなると考えられる職種を教えてください。

 日々進歩を遂げているAI(人工知能)の技術。
現実社会でもAIを使ったサービスが少しずつ増えてきているが、
近い将来、あなたの業種はなくなってしまうかも!?

エン・ジャパン(東京)は、転職コンサルタント160人を対象に、
「AIに代替される仕事、されない仕事」についてアンケート調査を行った。

まず「10~20年以内に、AIに代替されてなくなってしまう業務はあると思うか」
とたずねたところ、76%が「あると思う」と回答した。

具体的に「AIに代替されてなくなると考えられる職種」を聞くと、

「一般事務・アシスタント・秘書系」(35%)、

「経理・財務・会計系」(32%)

と「コールセンター」(30%)

の順で高かった。

ルーティン(決まったことをする)業務はAIに代替されやすいと考えている人が
多いようだ。

 逆に、「AIに代替されないであろう職種」については、「経営者・COO・経営幹部」が
81%と圧倒的に多かった。

以下、「経営企画・事業企画系」(54%)、
「営業系」(43%)、「弁護士・弁理士」(42%)と続く。

「AIに代替されず、なくならないと考えられる業務」について聞くと、「相手の意図をくみ取り、
臨機応変に対応する必要がある業務」(67%)、「新たな事業やサービスを企画する業務」(65%)や
「他者とコミュニケーションを取りながら進める業務」(56%)などが挙がった。

 あなたの仕事は、どっちに入るかな?


 会計人は、「過去の実績を正しく処理する」という「作業」から、
 「将来の成長のために、お金と人をのようにマネジメントして行くべきか」という「経営判断」の領域へ
 進んで、経営者の右腕としてのCFOになってゆくべきだろう。

そのためには、属人的な予算作成業務(「作業」)を標準システムへ置き換えてゆくべきだろう。

実績会計は昔、会計人が手作業で仕訳を起票し、元帳へ転記し、試算表へ転記し、財務諸表を
作成していた。 今は100%会計システムを利用している。

故に、EXCEL配布・収集・集計のPL予算業務は、複式簿記化して標準予算システムへ切り替わって
ゆかなければならないと考える。

そういう目的で開発した画期的な標準予算システムが「予算会計システム」(特許申請中)である。



<参考>(IT用語辞典 e-Words)

人工知能 【 AI 】 Artificial Intelligence

人工知能とは、人間の脳が行っている知的な作業をコンピュータで模倣した
ソフトウェアやシステム。
具体的には、人間の使う自然言語を理解したり、論理的な推論を行ったり、
経験から学習したりするコンピュータプログラムなどのことをいう。

人工知能の応用例としては、専門家の問題解決技法を模倣するエキスパートシステムや、
翻訳を自動的に行う機械翻訳システム、画像や音声の意味を理解する画像理解システム、
音声理解システムなどがある。

人工知能を記述するのに適したプログラミング言語としてLispやPrologなどが
知られている。


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プロフィール

公認会計士・税理士 児玉厚

Author:公認会計士・税理士 児玉厚
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はじめまして、児玉厚と申します。

私は、「予算会計」という新たな学問分野があっても良いのではないかと思っています。みなさんと一緒に、良い意味での「キャッチボール」をしながら、「予算会計」という分野を創っていければと思っています。


【自己紹介】
児 玉 厚(公認会計士・税理士)

<略歴> 

商社財務部の経理マン、
    監査法人の会計監査人、
         そして企業経営者に



昭和57年埼玉大学経済学部卒業。

神鋼商事㈱財務部、東陽監査法人を経て、
ゼロから起業を決意し、現在は、(株)スリー
・シー・コンサルティング
 代表取締役。


「決算報告エクスプレス・宝決算Ⅹプレス
(開示決算自動化システム)」<特許取得>

どれかひとつの立場に偏らず、全てを歩んできたからこそ見出すことができた「本質」を、みなさんにお伝えし、共有し、新しい時代における経理部の形、会計の世界を創造したいと真剣に考えています。


<主要著書>
『会社法決算書完全作成ガイド』
『開示決算ガイドブック』
『企業予算編成マニュアル』(清文社)
『有価証券報告書完全作成ガイド』(清文社)
『予算会計』(清文社)
 NEW!『<改定増補>予算会計』(清文社)

お知らせ
▼連載のお知らせ(11/2~)
税務研究会の「経営財務」にて3週連載します
 『キャッシュ・フロー予算制度構築』
第1回 損益予算からキャッシュ・フロー予算へ
第2回 キャッシュ・フロー予算の理解
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